CSR委員会 消費者団体情報交換会

2012-11-14

日 時 : 平成24年11月14日(水) 午後1時30分~午後3時00分
場 所 : 岐阜県県民ふれあい福寿会館 408会議室

出席者 : 先方出席者 岐阜県県民生活相談センター 所長 梶田 女理子様
                     消費生活相談員 市川 ひろみ様
            岐阜市消費生活センター 消費生活課長 大野 聡様

      当方出席者 岐阜県損害保険代理業協会 会  長 近藤 信悟
                         専務理事 小西 恭弘
                         事務局長  森 信彦
                         副会長  岩田 篤宗
                         委員長  松山 和由

はじめに、当協会近藤会長が挨拶をし、続いて県民生活相談センター梶田所長より
挨拶をいただきました。その中で平成23年度の窓口における相談状況(年々減少
傾向 件数7,115)と、相談総件数における対前年増減割合(不当・架空請求
以外の通信販売、電話勧誘販売が増加)などの説明を受け、そのうちで損害保険に
対しての相談件数の推移、年代別相談件数、相談契約金額の推移を資料提示いただ
きました。また、情報交換会が大変有益でありがたいとの言葉をいただきました。
その後、情報交換会に移りまず消費者の苦情についてお話を伺いました。

《苦情内容》
・自動車保険について
 補償の範囲や内容が分かりづらい
 新車を購入し車両入替をした時に特約(新価)の説明がない
 住所変更の手続を依頼したが代理店の怠慢で手続きがされておらず契約が解除に
 なった

・火災保険について
 建築業者がコンサルタントを連れてきて家屋を調査し、請求等も業者が行い
 業者に保険金が支払われる(最近多いとのこと)
 お年寄りの方に火災保険の申し込みを複数回させ、家族から保険金の設定がおか
 しくないか、騙されてはいないかとの苦情

《苦情の原因》
 保険加入時における保険会社ならびに代理店の説明不足ではないか
 保険と聞いただけで消費者は難しいものと感じる
 保険のパンフレット、商品改定時のチラシなど字も細かく専門用語が多く解りづ
 らい

 消費者の苦情ならびに原因を踏まえ、代理店・保険会社に求められるものは商品の
 しっかりとした説明が必要であるし、もっとシンプルな保険の仕組み、商品のパン
 フレット等も、もっと解りやすいものが望まれている。

 質疑応答では等級制度が話題となり、今般の制度改定について森事務局長よりリー
 フレットを使い説明を行った。しかし、やはり一度の説明では充分に意図が伝わら
 ず、説明の難しさを実感した。また、こういった改定の際の説明義務に関し責任は
 保険会社にあるのかそれとも代理店なのかとの意見も頂いた。
 自動車保険などで保険会社を変わる際に情報が他の保険会社でもそれはわかるもの
 なのか、個人情報の漏洩にはあたらないのかとの質問があり、契約者間の不利益が
 発生しないよう保険会社における情報交換のシステムがあることを案内しました。

 ただ、今回の情報交換会のために苦情件数を拾ってみたところ以外に少ないと感じ
 られたとのこと、それと比べ生命保険についての苦情については最近特に外貨建て
 保険に対してが多く、銀行で販売している保険についても年配の方から貯蓄目的で
 加入しトラブルが発生しているとの情報も頂きました。

 最後に来年度の情報交換会についての要望として、今までは消費生活相談員の出席
 で消費生活に関する苦情等を伺っていたが、事故に関する苦情については別に事故
 相談員の方が見えるとのことなので出席をお願いすることに致しました。

Copyright(c) 2024 一般社団法人 岐阜県損害保険代理業協会 All Rights Reserved.